九転十起女和花の気まぐれお仕事日記

前ブログ「九転び十起き」から引き続き、独身アラフィフ非正規社員の仕事にまつわるお話を中心に綴っていきます

2024年問題

最近、やたらとこの言葉を耳にします。

ちなみに、

自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限が960時間に制限されることによって発生する問題の総称のことです。 これまでトラックドライバーの労働環境は、長時間労働の慢性化という課題を抱えていました。 トラックドライバーの労働環境を良くしようという狙いがあります(ネット記事より抜粋)

と言う説明で分かって貰えたでしょうか。

たまたまご縁があって、今年から運輸業の関連会社で働いています。と言っても、トラックドライバーではなく、内勤の倉庫業なのですが。なので、この問題は決して他人事ではありません。と言うのも、今の仕事はドライバーさんのお陰で成り立っている部分もありますので、少しでも彼らの負担が減るように願わずにはいられません。

その一方、私もそうですが、ネット通販にお世話になる事が多く、それだけでも負担が大きくなっているのに、更に不在配達による負担がそれに輪をかけていると言う配達員泣かせの状況になっているのも事実です。

それにも関わらず、給与などの待遇は決して良いとは言えず、挙げ句の果てには底辺職とまで言われる有様。

考えてみてください。もし、トラックドライバーや配達員がいなくなったら。これまで当たり前に届いていた荷物が届かなくなります。彼らの労働力が、日本の物流を動かしているのです。底辺と蔑む人たちは、勝手に荷物がひとりでに届くとでも思っているのでしょうか?

このような事態になってしまったのには、私達利用者にも責任があります。ネット通販は便利で、しかも物によっては送料無料のものも多いです。更にご親切に時間指定までしてくれます。仕事柄、送り状を作成する事があるのですが、ちゃんと時間指定をする欄があり、印刷されるのです。

でも、そこまでして急いで荷物って運送しなくてはいけないのでしょうか?多分大半はその必要がないものと思われます。私の場合、在宅時に届いて欲しいので、夕方以降に指定する事が多いのですが(日中だと親が気付かない事があるので)、遅れても差し支えのないものばかりです。

きちんと運んでくれるだけで有難い、運送業者の方々。もう少し勤務条件が良くならないものかしら。体力は使うし、時間も不安定。せめて給料だけでも良ければ、モチベーションが上がりそうなのに。多分、理不尽な目に遭うのは日常茶飯事だと思われます。本当に日本は、このような体力仕事に対して、労りどころか逆に蔑むのですから、何様なんだろう、と思います。

私の働く営業所では、結構多くのドライバーさんがいます。老若男女問わず(老女除く)。皆さん真面目にテキパキ働いていますよ。ドライバーさんとは、直接仕事上関わることはありませんが、この方たちは果たしてどの位残業しているのでしょうか?少しでも負担が減るといいのですが。

ドライバーに限らず、最近残業を抑制しようとする動きが出てますよね。それはいいのですが、果たしてそれが、仕事量と比例しているのか気になります。仕事が減らず、勤務時間だけを減らせ、という事ならば、とんでもないんですけど、実際多くの企業がそうなんだろうな。どう考えても無理なのに。

あと、働く側からすると、残業代は貴重な収入となります。それが減らされる事で、生活が苦しくなる事も考えられます。ただでさえ給料のベースが上がらないのに、残業まで出来なくなったら、困る人もいるでしょうね。

果たして来年、運送業を取り巻く状況はどうなっているのでしょうか?物流が滞らない事を祈ります。