九転十起女和花の気まぐれお仕事日記

前ブログ「九転び十起き」から引き続き、独身アラフィフ非正規社員の仕事にまつわるお話を中心に綴っていきます

派遣社員のモチベーションの保ち方

このコロナ禍の中、つくづく派遣社員って不要不急なんだな、と改めて思います。

私自身を含めて、今働いている会社には多くの派遣社員がいます。
特に製造部門の女性は、大半が派遣社員として働いています。

以前は勤務3年が過ぎると、契約社員としての打診があったようですが、私が入社してからはそのようなケースは今の所、聞いたことがありません。
私自身、昨年9月に入社3年を迎えましたが、引き続き同じ会社、同じ業務で派遣社員として働いています。恐らく、無期雇用派遣として契約されているはずです。
これは私だけではなく、私より少し先に入った人たちも同じようです。

これがいいのか悪いのかは分かりません。
多分、直接雇用になると、今より時給は下がるようです。その代わり、ボーナスが支給されたりはします。
それでも長く働いていくのなら、直接雇用の方が断然安心できます。

今は宙ぶらりんな気持ちです。
幸い今は、仕事がそこそこ忙しく、それなりに働いていますが、暇になるとどうなるか分かりません。
いつかは捨て駒になる覚悟を持っていないと、派遣社員として働けませんよね。

かと言って、もう正社員で働く自身も気力も持っていません。
特に今の会社の正社員の方々を見ていると、特に無理だなと思います。
よく派遣で「正社員並みに働いている」と言ってる方々がいます。
確かに仕事面ではそうかもしれない。
ただ、責任とか抱えている負担は、やはり正社員の方が大きいように思います。

私は、ただ納期までに間に合うように量をこなすだけ。
それはそれで大変ですが、社員の人はそれプラスアルファの案件を抱えていて、いつも大変そうで、それを見ていると「とても無理」と感じるのです。

それだけの収入を得ていると思うし、派遣に比べると安定感は抜群なのは、確かに羨ましい。
でも、やはり「心の安定」と「マイペースで余計なことに惑わせずに仕事が出来る」事がどんなに良いか。
これまで、色んな会社を経験してきて、1番大切なのはこれだと気付きました。

多分、私は正社員で働いていたら、間違いなく精神を病んでいたと思います。
それ程正社員=神経を使う、ハンパない責任を伴うのです。
今の会社の正社員の人たちは、それを背負って働いています。
そして皆さん、強い精神を持っています。

強い精神力は、確かに羨ましいけど、だからと言って、人間性が優れているかと言うと、そうとも言えない。
つまり、そのようになりたいかと言うと、答えはNOです。

それよりも、余計なことに惑わされず黙々と作業を消化していきたい。
例え給料が安くても、派遣故の理不尽な扱いを受けても、心の安定は失いたくない。
派遣でも不安定な気持ちになることも多々ありますが、そんな時は割り切るようにしています。

最低限のお金を稼げて、少し貯金が出来て、ささやかな贅沢が出来ればそれでいいじゃない、と。
老後は置いておいて、今の生活を保てれば、とりあえず大丈夫かと。

これまで私の最大のモチベーションだった舞台鑑賞がままならなくなり、この1年は気持ちを保つのに本当に苦労しました。
ストレス解消の源がない状態で働くのってとても空虚で辛い日々でした。

本当なら今月から本格的に再開する予定だったのが、最近の感染拡大で先の見えない状況が続いていて、また振り出しに戻るかもしれません。
正直、かなり堪えています。
それでも、今置かれている立場に感謝して、いつかは必ずと腐らずに、働いていかなくてはなりません。

この先どうなるか分かりません。
ほんの少しの希望も、あっさりと覆されて、その度に心が折れそうになるけど、とにかく今は、自分を見失わないように、毎日地道に働くのみ、です。

いつかいいことが待ってると信じてる、本当に。