九転十起女和花の気まぐれお仕事日記

前ブログ「九転び十起き」から引き続き、独身アラフィフ非正規社員の仕事にまつわるお話を中心に綴っていきます

10万人

コロナの影響で雇い止めになったり、職を失った人が10万人を超えたそうです。
一方、コロナウイルスによる死者は1年で1万人弱。
感染者こそ多いですが、大半は治癒しています。 
ただ大げさに騒ぐだけ騒いで、意味のない自粛や緊急事態宣言を出した結果、です。

あの頃も、経済(仕事)は止めるべきではなかったのに。
仕事をしていてコロナに感染した例って、パーセンテージにしたらどれ位なんだろう??
医療機関や高齢者施設など人と関わる所は高いと思われますが、それ以外の会社では、多分微々たるものだと思うのです。
更に会社関連でも、仕事そのものよりも、会食だとか会議とかで感染した方が圧倒的に多い筈。

つまり、普通に働いている分には、問題ないレベルなのです。
なのに、経済を中途半端に止めてしまった結果、大量の解雇者が出てしまったのです。

特に飲食店関連が多いとの事。
これは仕方がないとは言え、飲食店自体は給付金を支給されています。
しかし、恐らく店員にはあまり還元されておらず、一方的に解雇して、店側だけが儲かってウハウハ状態なのでは、と想像出来ます。

もちろん、そんな所ばかりではなく、きちんと対処している飲食店もあります。
一番理不尽を感じているのは、案外そう言う真面目な飲食店かもしれません。
片や給付金で楽して、片や余裕のない、いっぱいいっぱいの状態で店を続けている。そんな二極化になっているのではないでしょうか。

そして、それでも飲食店はまだ、給付金が支給されるのでマシです。
それ以外の会社でも、本来なら給付金を支払わなくてはならない所は数多くあるはずですから。

更に、リーマン時と同じく、多くの非正規社員が犠牲になっています。
突然仕事を失う不安は、私自身リーマン時に経験しているので、とても良く分かります。
そして、当然次に働く仕事先は探すのが難しい状況です。
あっても、ブラック気味か給料の極端に安い仕事ばかり。
世の中から見捨てられたように、絶望的な気持ちになりますから。

今変異株の急増で、再び緊急事態宣言が出る可能性があります。
そうなると、更に雇い止めになったりする人が増える可能性があります。
そうした人々が、果たしてすんなりと再就職出来るかというと、それはかなり厳しいと思います。
余程のキャリアや経験がない限り、少なくとも解雇前のような働き方は難しいでしょう。

それを妥協して働くか、コロナが落ち着くまで一時的に割り切って働くか、とにかく納得の行く仕事を探すか。どちらにしても、厳しいと思います。
私はリーマン後、かなり妥協して探しましたが、それでも見つからず、やっと見つけたのが、ほぼ最低賃金に近いフルタイムパートでした。
それでも、かなりの人が面接に来ていた記憶があるので、当時としてはまだマシな求人だったのでしょう。

たぶん今も、そのようなレベルの仕事、またはブラック臭漂う仕事が大半のような気がします。
まともな会社は、まず人が辞めない。少しぐらい不満があっても、取りあえず留まる。
残るのは、外れが大半。
まともな会社(職種)はほんの一握り。そこに入社できるのは、宝くじを当てる並に低い確率なのではないでしょうか。

派遣会社では、さすがに昨年の今頃に比べると紹介先が増えたと思われますが、条件はかなり悪いものになっているようです。
そう言えば、緊急事態宣言前に、同一労働同一賃金による時給アップがありましたが(微々たるものでしたけど)、あれもコロナ禍真っ最中だったら、ひょっとしたら据え置き若しくは見せかけだけのアップになってただけかもしれませんね。

未だにコロナの終息が見えないどころか、だんだん状況は悪くなるばかり。一体これまで、何のための緊急事態宣言発令だったのか、と愚かさばかりが目につきます。
多分近いうちにまた発令される可能性がありますが、その時経済を止めるのかどうか。
止めるとしたら、どの程度止めるのか。
そうするとまた、多くの解雇者が出る可能性がありますし、この1年何とか持ちこたえた企業が、相次いで倒産する可能性も高いです。
なので、経済はある程度維持したまま、発令して貰いたいです。

そして、当然オリンピックは中止にする。
とてもじゃないけど、それどころではありません。
私は、今でも出来ればオリンピックは開催して欲しいと思っています。
何故かというと、選手たちにとってはそれこそ命を懸けてこの5年間闘ってきた訳で、それを白紙にするのはあまりにも残酷過ぎるので。
特に、この五輪で現役を退こうとしているアスリートにとっては集大成になりますからね。

ただ、政府や東京都はどんなに借金をしてでも、無理矢理開催する方向でいるようです。
その証拠に、聖火リレーを強行していますし、緊急事態宣言を出す気配はなく、マンボウなどとお茶を濁して、お得意の問題を先送りしている。
そんな態度を見ていると、とてもじゃないけど、五輪開催を歓迎出来ません。

それに、アスリートよりも、生活に困窮している人々や企業が大勢いるので、アスリートファーストとは言えなくなってます。
そんな状況で無理矢理五輪を開催しても、心から楽しめません。

多分、これまで同様に曖昧な感じで、ワクチン接種だけを命綱にして、やはりお得意の「なかったこと」にして、問題を先送りしていく事でしょう。

そう言えば、そんな中、週休3日制導入と言う、耳を疑うニュースもありましたよね。
これ以上、労働者の働く機会を失ってどうするのか。
更に、非正規社員にとっては、それは給料の大幅な減少を意味します。
正社員ですら、現状通りの支給とはならないような事を仰っていました。
現状の給与を支払う上での制度なら大賛成ですが、そうでないのなら、給与削減のために行うのなら、大反対です。

そうなると、本当に日本は終わりますよ。
何かね、今のコロナ騒動が、日本の経済成長の急降下の幕開けのような気がするのは私だけでしょうか。
もう、そうならないように祈るばかりです。
本当に、「正直者はバカを見る」世の中になってますよね。
正しく過ごしているのが、バカバカしくなります。