九転十起女和花の気まぐれお仕事日記

前ブログ「九転び十起き」から引き続き、独身アラフィフ非正規社員の仕事にまつわるお話を中心に綴っていきます

年収300万円の50代独身女性の叫び

こんな記事を見つけました。

年収300万円の50代独身女性の叫び「政治家は底辺の生活を知らない。GOTOトラベル?そんなの出来る訳もない!」

実際拝見すると、この方はパワハラに遭いながらも、無資格やコロナの為に辞めるに辞められず、ネットで不満をぶちまけている様子でした。

この記事自体が悪い訳ではありません。
その方の気持ちは良く分かる。

でも…それを承知の上で言わせて貰おう。

「年収300万は底辺ではない」

私は、ぶっちゃけ言うと、現在年収200万にも満たない収入であります。だから、300万貰えるこの方がとても羨ましいな、と。
この方がひとり暮らしなのかどうかは分からないのですが、恐らくかなり生活を切り詰めているのでしょう。それでも年収300万だったら、何とか生活できるレベルだと思うのです。

と言うのも、正社員時代、年収300万近くあった頃、ひとり暮らしの経験がありますが、貯金も出来ていたし、年に2回程度だったけど旅行にも行けてました。
贅沢さえしなければ、何とかなったものです。
今ではとても考えられませんけどね。
この頃が1番稼いでいた頃だったなぁ。更に預金の利子もまだ多かった頃なんですよね。

この頃の300万と今の300万を比べるのはおかしいかもしれません。
でも、今のこのご時世、300万稼げれば、何とかやって行けると思うのですよね。
寧ろ、300万で底辺と言う発想に驚きました。

そんなんだったら、私なんか超底辺ですよ。
しかし、それでも何とかやっていけるものなのです(実家暮らしというのもあるけどね)。
しかも、GoToトラベルもイートも利用しましたよ。
普段節約している代わりに、たまにドーンとお金を使う。
これまではそれが観劇遠征でしたが、今年はそれが出来ないため、その分を、この先の観劇の足しにする貯金+GoToの利用として賄いました。
トラベルは地元でのドライブ温泉旅行🚗に、イートは家族の食事(テイクアウトでお寿司🍣)に利用させていただきました。
これは自身の楽しみのためは勿論ですが、旅行業界や飲食業界、更には地元のあらゆる業界に少しでも還元したいと言う思いもありました。

苦しいのは自分だけではなく、皆同じなのです。
独身だから、非正規だからと言うのは、単なる言い訳だと思うのです。
自己責任とまでは言いませんが、今時年収300万未満で働いている人なんてザラにいます。私の周りでは、非正規だけでなく、正社員でもそんな方いますよ。

そんな世の中や政治を嘆くのは簡単です。
確かにそれらにも問題はあります。
でも、そうやって嘆いているばかりでは、ずっと人生を楽しめません。
そんな人生勿体ないと思いませんか?

給料が安くても、幸せに暮らしていたり、GoToを利用している人は多いと思います。
今与えられた中で、慎ましくかつ楽しみのためにたまに贅沢する。
このメリハリが大切な気がします。そう言う楽しみやモチベーションがあると、何とかやっていけるものなのです。

あと、政治に文句を言ってる人、ちゃんと選挙に投票行ってますか??
アメリカの大統領選挙をしていますが、アメリカ全土でとても盛り上がっていて、何より国民がきちんと意志を持って投票しているのが素晴らしいなと。
日本では約半数が棄権していますからね。
そのくせ文句や苦情が多いんですよね。

ちゃんと世の中を変えたいのなら、まずは投票に行かないと。
残念ながら日本では、総理大臣は選挙制ではないけど、是非選挙制にして欲しいです。
そうすれば、派閥関係のない、しがらみのない人選が出来ると思うんだけどな。

文句を言うのは簡単です。
でも、それだけでは決して世の中は変わらない。
変えたいのなら、動かないと。
大阪都構想も実現はしなかったけど、変えたいという意志のようなものは感じましたし(いいかどうかは別として)。
保守的なのはもうコリゴリ。
多くの国民はそう思ってる筈。
まずは投票に行って、変えていかないと。

底辺を嘆かず、底辺でも出来る楽しみや生き甲斐だってあるはず。
それに目を向けず、不満や嘆きばかりでは勿体ない。
偉そうな事は言えませんが、今は働く場所があるだけで有難いと思わないと。

前ブログでも書きましたが、今多くの方がコロナによる解雇や契約打ち切りになり、更には希望退職者を募集する企業も増えています。今は非正規だけでなく、正社員でも苦しい人が大勢います。
そう思えば、不満だらけでも働ける場所があるだけ、つまり一定の収入があるだけ有難い。

1番辛いのは、その働く場所を失った方々です。
これは経験者でないと分からない。
先の見えない不安の中で、仕事探しをしなければいけません。
しかもその仕事すら狭き門。

なので、余程病むほど苦痛であるなど、体調や精神的に耐えられないと言った理由がない限りは、自ら仕事を手放さない方がいいです。

仕事や職場の不満は、違うことで発散する。
自分が楽しめる事なら何でもいいのです。マニアックだったり、オタク趣味でも。
そして、それに対しては制限せず、ある程度は予算をかけるのを厭わない。何か1つ逃げ道を作ることで、ストレスは軽減出来ます。

収入が少なく、ギリギリの生活であっても、無料で出来るささやかな楽しみもありますし、スマホがあれば無料のゲームや動画も楽しめる。依存するのは良くないけど、度を超さない利用ならいいと思います。
あと、ブログもおすすめ。
但し、あくまでも自分のために書く。人の反応とかは気にしない。

本当に何の楽しみもないのなら、妄想に生きる道もあります。
妄想、楽しいですよ。
赤毛のアンのように、想像力を働かせて、少しでも生活を楽しくする工夫をするのも悪くないと思います。

何か気になったので、ついつらつらと書き連ねましたが、1番いいのは、皆が不安なく暮らせるようになることなんですけどね。
まぁ、気持ちの持ちよう次第で、底辺でも何とか生活できる、と言うか、しなくちゃいけないのです。
人任せにせず、自分の力でね。