九転十起女和花の気まぐれお仕事日記

前ブログ「九転び十起き」から引き続き、独身アラフィフ非正規社員の仕事にまつわるお話を中心に綴っていきます

手取り13万円から思うこと

先日、Twitterで「手取り13万円」と言うワードが話題になってたようです。
この給与はいわゆる「貧困」にあたるとか。

ぶっちゃけ私も、月20日勤務を切るとそうなんですが。
しかも働き方改革で時給が上がるまでは、月20日働いても13万位でしたよ。

今実家暮らしだから何とかなってるけど、一人暮らしはまず難しいでしょうね。

そんな時、このTwitterでもそうだったようですが、「転職すれば」と言う意見が多くあったようです。

…でもね、現実は厳しいのよ。

求職している人、したことのある人なら分かると思いますが、今の求人で、専門職以外で給料がいいものって本当に少ないです。
稀にあっても、ブラック率が高かったり、休みが異常に少なかったり、見なし残業代込みだったり、まともなものはごく僅か。

そして、信じられないことに、正社員の求人でも、ボーナス昇給退職金なしと言うものも多く見かけます。あと、月給でなく、日給のものもあったり。
実際私が探している時も、よく見かけました。
それって、パートや派遣とそんなに変わらないじゃない。

50過ぎると、これまででも厳しかった転職が更に狭き門になります。
個人的に、50代になってから求職活動をしていないのですが、たまにハロワとかIndeedなどで求人を見ると、本当にため息交じりになってしまいます。

今の会社(職場)は、年齢層が高めなのと、休みが取りやすい、休憩時間を1人で過ごせる、勤務中にトイレに自由に行ける、と言う、私にとっては有り難い条件がある一方、肉体労働で体のあちこちがキツい、人間関係がちょっと問題(1人のせいで人の出入りが激しい)など、大変なこともあります。

給料は、カツカツではありますが、少し貯金が出来ているし、趣味に使うお金も少しばかりあるので、何とかなっています。
でも、ひとり暮らしはとても無理。

以前正社員の頃(20代後半~30代前半)にひとり暮らししたことがありますが、それでもギリギリでしたから。
ちなみに給料は、今より2~3万多い位で、月々の貯金は最低限+ボーナスのみ。あとはほぼ生活費で消えていました。

手取13万だったら、まずは住むところが4~5万位になりますよね。
そういう物件って、今はあるのかな。
あとは水道光熱費2~3万、通信費1万、食費2万位とすると、残りが2~3万。
とても貯金など出来ないし、自分の為に使うお金もかなり限定されます。
更に地方では車が必須なので、維持費やガソリン代を含むと、本当にギリギリのレベルですよね。

実家だと、家賃は7~8割で済みますし、他も半分程度。その浮いた金額を貯金する事が出来ます。
なので、贅沢さえしなければ、実家で何とか暮らしていけるかな、と言った感じです。

50過ぎると、欲しいものもそんなに多くないし、私も観劇の遠征や旅行以外はほぼ使わなくなりました。 今年に限って言えば、ちょっとネットで買い物しすぎたかな、と言うのと、医療費が思いの外掛かったかな、と。でも、遠征や旅行は少なかったですし、まぁ何とかなっています。

こう言う生活が、いつまで続くのかは分かりません。
コロナを経て、この先の生活が大きく変わるかもしれないし、我が家では両親が高齢なので、その辺でも影響はあるでしょうし。

更に色んなものが値上げラッシュです。 すでに水道ガス電気代が全て値上げするとか。
そうなると、ますます苦しくなります。
今切実に困っているのがガソリン代。
毎週信じられない程値上げしています。
以前180円台まで上がった事がありますが、そうなるのも時間の問題でしょう。
それでも交通費は据え置き、なんですよね(中には変動制で交通費が増える会社も稀にあるようですが)。

今は貧困を抱えながら働いている方々が多いですよね。
特にシングルマザーの女性に多いようです。
昨日、大手小町で、体に影響が出るほどのパワハラを受けているけど、シングルマザーなので辞めることが出来ない、と言う悩みを見ました。この方は正社員でしかも公務員。

うーん、確かに悩みどころではありますよね。
多分この方は、退職したらこれまでのような給料は望めないと思うのです。
それでも、トピ文を読むとかなり深刻で、特に体に影響が出ていると言う所が気になりました。
このトピ主さんは、病院へ行くために、半日だけ休暇を取る申請を上司にしたそうですが、暴言を吐かれてそれすらも出来ない状況だと言う。更に日頃から上司始め、職場の人にかなり酷い暴言を吐かれているそう。

公務員の安定を取るのか、心の安定を取るのか。
個人的には、確かに収入や生活も大事ですが、まずは自分自身の健康が第1です。
もしこのまま我慢して、取り返しのつかない状況になったら、後悔すると思うのです。
なのでまず、病院で診断を受けてもらい、そこで無理だと思ったら、退職してもいいと思います。

その方がどう決断するかは分かりませんが、何とかいい方に解決して欲しいな、と思わずにはいられません。

このように、多くのシングルマザーが生活に苦しんでいます。
自己責任の方ももちろんいるでしょうが、中にはやむを得ずシングルマザーとなられた方々もいるでしょう。
まずはお子さんたちを優先に考えて、無理をせず、助けて貰える所は貰って欲しいです。
多分、本当に助けなくてはならない人たちが無理をして貧困に陥り、そうでない人たちがあらゆる恩恵を受けている、そんな感じがします(コロナ禍の飲食店と同じですよね)。

恐らく、この先ますます貧困で立ち行かなくなるなる人たちが、世代を問わず増えてくると思われます。
高齢者やその子供たち(8050問題)、シングルマザーとその子供たち、非正規雇用で働く人たち、会社を解雇されて仕事のない人たち。
一方、政治家や一部の企業の方々は苦労せず潤うばかり。
今日の選挙が、このような事態を少しでも改善させるきっかけになればと、願わずにはいられません。

(追伸)
このブログ、最近ネタがなくなりつつあるので、来年を目処に、ブログを統合して、新たなものにする予定です。
引き続き宜しくお願い致します。